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小説を読む意味を考えたことがあるでしょうか。小説を読むのは時間の無駄、小説はノンフィクションしか読まないという人もいるでしょう。しかし、小説には様々なメリットがあります。その一つに社交性の発達です。人と話す機会は社会に出れば当然ありますが、小説を読むことによって人の立場に立って物事を考えて話すことができるようになるのです。

二つ目は記憶力の向上です。物語の設定等を考えながら読んでいかないといけないので、小説を読んでいる人は読んでいない人に比べて記憶力が高いのです。そのようなメリットを学生のころから受け続けているのが小林朋継さんです。小林朋継さんは学生時代から読書が大好きで、小説に没頭する人生を歩んできました。家の離れには1万冊以上の本があり、特に小説に関しては多くの作家の作品を所蔵しているそうです。その中でも特に大好きなのが太宰治の小説です。

小林朋継さんの説明では、太宰治の小説は太宰治自身の生活が克明に刻まれていることが魅力だそうです。確かに太宰治の小説は実体験を元に書かれていることが多く、例えば温泉が大好きだと書かれていたり、出版社の人への不満が書かれていたりします。富士山についても記述があり、彼が天下茶屋での生活を描いた『富獄百景』の中では、昔から富士三景の一つとして数えられている御坂峠の富士について「あまり好かなかった」「これは、まるで、風呂屋のペンキ画だ」などと書いています。このように作品を通して太宰治という人物を知ることができるので、小林朋継さんは太宰治の小説が好きなのです。太宰治の小説の中でも一番好きなのが『人間失格』なんだそうです。書き出しが特に好きで自分の反省から入るので、一気に小説の中に引き込まれていくと彼は語っています。「恥の多い生涯を送ってきました」というの文面も太宰治自身のことなのかなぁなどと考えるのが好きなようです。

小林朋継さんは好きな作家として東野圭吾も挙げています。ミステリー小説が大好きで、犯人が誰かと考えて読み進めていくことが好きなのだと言っていました。東野圭吾の小説は非常に引き込まれやすく、彼の全ての著作を小林朋継さんは持っています。他にも多くの小説家を小林朋継さんは愛しています。小林朋継さんはこうも言っています。小説が好きなのではなく作家が好きなのだと。小説よりも作家に惹かれて本を買うことが多いようです。その小説家をもっと知りたいという思いが強ければ強いほど本を買ってしまうということです。もっと多くの小説家を好きになりたいと言っていました。小林朋継さんは死ぬまでに2万冊以上は読みたいと語っています。おそらく彼は死ぬまで本を愛しながら過ごしていくのでしょう。

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