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一般社団法人倫理研究所は、民間の社会教育団体として1945年に設立されました。
純粋倫理を学問的に研究するとともに、日常生活での実践を奨励し、世の中に普及する活動を展開しています。活動の主体は会員であり、会員組織として個人を対象とした「家庭倫理の会」と法人を対象とした「倫理法人会」があります。「家庭倫理の会」の会員数は約18万人、「倫理法人会」の会員数は約6万社です。他にも書道や短歌といった文化活動を行う「秋津書道会」「しきなみ短歌会」があります。現在の理事長は丸山敏秋氏。「日本創生」「地球倫理の推進」を旗印に、日本にとどまらず、世界中に倫理を広めていこうという活動をしています。

純粋倫理とは初代の理事長であった丸山敏雄氏が説いた生活法則です。純粋倫理を学び、それを日常生活に活かし、継続し続けることは必ず幸福に繋がるという「徳福一致(とくふくいっち)」の特長があります。実行すれば必ず良い結果が出るという法則性を備えた倫理であり、旧来の倫理・道徳とは、この点で一線を画しています。丸山敏雄氏は過去の倫理・道徳の膨大な研究を基礎に、古くからの伝承・教訓を継承し、年齢や性別を問わず誰もが実行できる生活法則として純粋倫理を確立しました。
倫理研究所の現理事長である、丸山敏秋氏は、1953年に東京武蔵野市で生まれ、1976年に東京教育大学文学部哲学科を卒業。筑波大学大学院で哲学・思想研究科博士課程を修了した文学博士でもあります。また、筑波大学や目白大学で非常勤講師を歴任するなど、哲学・思想における研究と教育の双方を歩んできた方です。著書は『道徳力』(風雲舎)『教育力』(風雲舎)『美しき日本の家庭教育』(致知出版社)など多数あります。傾向として、本の題名は比較的堅いイメージですが、amazonなどの読者レビューでは、「わかりやすい」「過去の道徳の課題と実践の仕方が良くわかり、これから結婚する人にも読んでもらいたい」といった感想が並んでいるように、どの本も幅広い読者層へ向けてわかりやすく書かれています。丸山敏秋氏は、現代社会にこそ倫理・道徳が必要だと訴えています。ましてや、金融・経済・環境・貧富格差や宗教問題など混迷度を増す世界においては、多くの人々が生きる上での「よりどころ」を必要としているとし、多様化した価値観を持つ人々が互いに尊び、共に栄えていくためには、より良く生きるためのルール(=法則)が必要であり、その「よりどころ」や「ルール」が純粋倫理に他ならないと言います。著書『純粋倫理入門』(新世書房)『7つの原理』(新世書房)では、純粋倫理の原理から実践の要諦までを分かりやすく解説しています。

丸山敏秋氏が倫理研究所理事長に就任したのは1996年。以降、氏が特に力を入れてきたのが「地球倫理の推進」です。地球倫理とは、純粋倫理を基として地球的な視野を持ち、環境保全の実践を含めたグローバルな倫理として、前理事長である故・丸山竹秋氏が1985年に提唱しました。丸山敏秋氏が理事長に就任して2年後の1998年、倫理研究所は「地球倫理推進賞」を創設。以来、毎年地球倫理に実践面で貢献している団体を顕彰しています。翌、1999年には「地球倫理の森」創成事業に着手。中国内蒙古自治区クブチ沙漠に毎年緑化対を派遣し、2015年までに約32万本の植林を行なっています。2004年には「地球倫理フォーラム」を開催。同フォーラムは2013年までに32回を数え、教育・環境・日本文化・建築・音楽など多岐に渡る分野から有識者を招き、講演やパネルディスカッションを通して地球倫理の重要性を訴えてきました。
また、日本を創造的に再生することを目的とした「日本創生」も丸山敏秋氏が掲げた活動スローガンのひとつです。日本の家庭教育をよりよいものに創生することを目的に2014年に全国7ヶ所で開催した「教育再生フォーラム」や、2015年に全国11ヶ所で開催する「教育創生フォーラム」では、基調講演や教育に携わる有識者によるパネルディスカッションを通して、純粋倫理に根ざした家庭教育の重要性を訴えています。2011年に起きた東日本大震災においては、直後に教育支援基金として「りんりん基金」を開設。倫理研究所から3億円を拠出したほか3億円以上の寄付を募り、被災地における子供や大学進学者への教育支援に充てています。
他にも、日本の伝統文化の継承に貢献すべく、2006年より「しきなみ子供短歌コンクール」を全国規模で開催。短歌づくりを通じて子供たちの国語力を培い、情緒豊かな人間性を育成し、情操教育や道徳教育に資する活動として、各都道府県・市町村の教育委員会をはじめ、小学校関係者などに広く参加を呼びかけ、毎年開催しています。

一般社団法人 倫理研究所
http://www.rinri-jpn.or.jp/

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